カヤックを楽しむ世界へ復帰するために Part2. ~ポロカヤックの運搬とツーリングトレーニングの断念~

eco2house

2020年08月02日 22:33

7月31日金曜の午後、
ポロカヤックをランクルに積んで、
何十年ぶりかの水上へ…と、
カヌースキルの「リハビリ」に向かいました。


最初は裏磐梯のまだ行ったことのない
湖畔に行きたかったけど、
これだけ新型コロナが拡大中だと、
東京人でなくても、ちょっと他県に出張るのは、
気が引けます。


そこで、友人の会社が所有する、
プライベートサイト&カヌーのところに
出かけました。


ここなら高速での休憩場所、
PA or SAくらいでしか、
人と接する機会はありません。


ポロカヤックを持っていくにあたっての問題は、
ルーフテントを積んでいて、
ルーフキャリアは使えないウチのナナマル君。


どうやってカヌーなんていう大荷物を
積載するか…という問題です。



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2020/07/20



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答えの一つがこれです。



まず、唯一、空いている積載スペースである、
ヒッチキャリア(カーゴキャリア)に
ラダーとスペアタイヤに頼って固定しました。


下はカヌーのバウ(船首)が
ヒッチキャリアの角に
しっかりハマッています。


そこで次にカヤック上部を
ルーフキャリアフットにしっかり
固定しようとしました。


そのとき、念のため
天気予報を確認すると、
少し前と大きく異なり、
目的地周辺で
結構な降雨予想が出ています。
(結果としては大外れ!)


雨が降る、この積載方法では、
シート部分から艇内に
雨が吹き込みます。


シートカバーは、ありません。


スプレースカート(しぶきよけ)
…はあるけど、
そんなヤワなもんじゃ、
走行中の風で
吹き飛ぶでしょう。


どうしようかな…と思ってた時、
妻が、言いました。

「やめた方がいいと思うョ!」

…と。


たしかに心配な点はあります。


ランクル後部ハッチに取り付けた
アルミラダー(梯子)は、
そもそも、ランクルボディからカヌーを
引きはがそうとするような、
そういう力のかかり方を
想定していない。


高速走行時、クルマ後方の、
渦巻く風がどういう動きをするか、
想像しかできないけど、
リスクは間違いなく、ある。


万一、高速道で
カヤックを落下させると、
ハンパない大ごとです。



…というわけで、再検討です。


しかしそうなると、あとは車内に
ポロカヤックを、なんとか
押し込むしか方法がありません。


ランクル70室内のサイズは

室内長×室内幅×室内高
  =1725×1440×1240mm


…まともには、入りません。


長さが足りない…


でも、対角線を使えば…


L^2=1.7^2+1.4^2≒2〔m〕

          ∴L=√2


ヒトヨヒトヨ…で、1.4mほどだから、
これなら入るかどうか、
ぎりぎりのところです。



一列目のナビシート、
二列目のベンチシートを倒して、
極力、他の荷物をどかして…



 



シート前のグローブボックス、
カヤックのバウを持ち上げて、
やっと、開く状態。


バウの鼻先に、
積みっぱなしのス重いテンレスペグや
ペグハンマーを入れたベージュ色の
ペグボックス。




左右だけじゃなく、
上下の対角線も利用して、
なんとかギリギリ積めました。


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現地について、
まずポロカヤックを、おろします。

 



しかしこの積み方だと、
ランクルには私一人しか、
乗れません。


荷物も、かなり制限されます。


でも、とにかくフィールドまで
なんとかポロカヤックを
運んでこれました。


そして、ポロ艇を水路に浮かべます。


そもそもポロ競技っていうのは、
こんな感じのスポーツです。







当たり前だけど、艇の安定性は、悪い。


プレイヤーには、一気に加速して
ダッシュできる能力が必要です。


瞬間で方向転換し、ドリブル
(パドルでボールを扱う)
あるいはパスを受けて、
シュートポイントに達する。

その際にハンドタックル
(ボールを持つ相手を押して倒す)
…を受けて「沈」したら、
エスキモーロールで直ちに起き上がって
プレーに復帰する機敏さ
…などが要求されます。


もっとも、若かったころでも、
私にはこの動画みたいに激しくやる体力と技術は
ありませんでしたが…


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そしてこの発艇場所まで
ポロカヤックを運んできたけど…


久しぶりにポロカヤックに乗艇したら、
昔はヘーキで乗りこなしていた
ポロカヤックが、
「暴れ馬」…のように感じました。


そりゃあ、ツーリングを
主な目的としたシーカヤックと、
カヌーポロという球技用では
目的が違いますから…



ホントにポロカヤックに
乗れるだろうか…


そのとき、乗艇・発艇場所の水が
気になったのです。


下の写真、
左奥に進むと川の本流
(川自体が大河の支流だけど…)。


だけどここは、カヌー小屋横にある
池からの水路だから、
ほぼ溜水です。




左に艇庫が見えていますが、
そのさらに左に、
手前方向に向けて水路があります。


なお、赤いシーカヤックは
昔、一緒にカヌーポロをやった
(仕事上の)先輩から借りた、
シーカヤックです。


フットブレイスも、
私の足の長さに合わせて調節しました。


脚と膝で、下半身の動きとカヤックを、
しっかりと一体化させることができます。






むろん、私が以前、
カヌーポロを行っていた
水泳競泳用50mプールの水質には
遠く及びません。
(コートがプールとは限らないですが)


ここで、沈(転覆)して、
うっかり水を飲む
…なんて考えたくもない。


ただ、稚魚とみられる小魚は
無数と言ってよいほどたくさんいます。


「本流」の釣り人が、
ここではバスが釣れる…と言っていたので、
このカヌー発着場所は、
貴重な繁殖場所になっているのかも。


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…というわけで、ポロカヤックで
水上に出るのは、断念しました。


せっかく苦労して持ってきたのに、
ポロカヤックは、
サイトの飾り物になっちゃいました。


ホワイト&ブルーのスプレースカート、
ウエストがキツくなったけど、
ちゃんと着用可能です。


 




いつか、カヌーショップの
体験講習にでも持って行って、
遊ぶのはいいかもしれないな。


でもこのポロカヤック、
ここにはおけず、
でも、保管場所のスペースをを食うので、
とりあえずいったん、「チーム」の倉庫に
返却しました。




では今回はこのへんで失礼します。
ご訪問ありがとうございました!




★予告編

カヤックを楽しむ世界へ復帰するために Part3. 
~出艇水路を塞ごうとしている「鉄条網植物」の水上での除去~




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2020/08/07








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