カヤックを楽しむ世界へ復帰するために Part3.~発着水路の鉄条網ノイバラの除去とシーカヤックツーリングトレーニング~

eco2house

2020年08月07日 21:48



ポロカヤックでの
ツーリングトレーニングは、
その不安定さからあきらめて、
ツーリング用カヤックである
シーカヤックで、
本格復帰に向けた、
トレーニング、2回目です。


なお、前回の記事で語った主役、
カヌーポロに使用することに
特化したカヤックは、

ポロカヤックであって、
ボロカヤックじゃないんです…


2020/08/02

2020/07/20


★息子たちのカヌー体験はこちら

2017/08/15
2017/08/15
2017/08/14

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カヌーポロ競技艇の
ポロカヤックは、
安定性が小さく、
自分の衰えた力量では(?)
ツーリングにはムリ!…なことが
明らかになりました。


でもこのポロカヤック、
ポロ艇でないと、
ランクル70に積載して
他のフィールドに
行けないんですが…


そこで、前回に続いて、
シーカヤックで
トレーニングすることにしました。


前回のシーカヤックは、これ。



スプレースカートがなく、
前後のハッチのゴム製の蓋も
外れています。


これだと、艇が傾いたときに、
艇内に水が
入ってしまいます。


さらに、
フットブレイスの調整も
しにくくなっていました。



そこで、今回の赤いカヤックは、
自分の脚の長さに
フットブレイスを調整して、
艇に下半身の力を
しっかり伝えられるようにしました。


フットブレイスとは、
カヌーに下半身を
固定するために、
足をかけて、踏ん張れる
「足置きペダル」です。


これがないと、
腕の力だけで
パドルを漕ぐことになり、
安定性もないし、
強く漕ぐことができません。


カヤックのバランスは、
基本的に、パドルに頼る前に、
「腰の左右へのひねり」で
とるのですから…


そして、たとえば
右フォワードストロークで
強く前進するときは、
右足を強く踏んばって、
腰のひねりを
艇に伝えます。


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さて、今日、
漕いでみるシーカヤックはこれ。


引っ張って、
二段目のラックから
降ろそうとしている
シーカヤックです。




数日前に、
このカヤックの持ち主である
仕事でお世話になった先輩が、
必要なアクセサリーを
持ってきてくれていました。


近いうちに、
一緒に漕ぐ約束も…


だから、迷惑にならない程度に
「復活」しておかないと…


それに、シーカヤックは、
結構長くて重いので、
一人で取りまわすのは
結構きつい。


これにも、慣れておかなきゃ。



前後部にそれぞれ、
荷物を積める、
ハッチがあります。


この艇が
ツーリング用の証ですね。


ここは閉鎖した空間で、
ゴムの「蓋」で密閉してあると、
浮力体としての意味もあります。


ファルトボート
(=フォールディングカヤック)
…では、浮力体を入れる
場所になります。




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では出艇!!


水路右側に、
水路の三分の一ほどに
はみ出てきている、
ノイバラの枝が見えます。


放置すると、
鉄条網のように
なってしまうので、
今日はまず、
これを除去します。

 


剪定するための鋏を
デッキライン(ロープ)
…の下に固定して…





私は右利きですが、
右手のスマホで
撮影のために、
左手で剪定鋏を持って…

 

 


あと少し…になったこの時、
右に体を乗り出したら、
バランスを失って、
危うく、沈。


両手もふさがり、
ここは狭くて
パドルも使えないので、
腰をひねって
何とか持ち直しました。


…撮影には、やはり、
リスクがあります。



とりあえず本流に出て、
艇の前後の向きを回転。


出艇水路を撮影しようと、
リバースストローク
(後ろ漕ぎ)
…で離れながら、
撮影しました。



右、上流側に
バウを向けるようにパドリング。


左スウィープと
右リバーススウィープを
交互に数回…
(スウィープ&リバース スウィープ)


ゆったりと艇がその場で回転します。


これがカヌーポロという、
激しくて機敏な
競技用ポロカヤックだと、
スウィープ
  &リバース スウィープを一回…

または右にバウドロー、

つまり、

「艇のバウ(前方)でドロー
(パドルブレードを艇に寄せる)する」

…だけで、クルリと回ります。



シーカヤックは船体が長いので、
回転性は高くありませんが、
その分、安定しています。





おっと、
スマホで写真を
撮っているうちに
バウが
右向きになりすぎました。


慌ててパドルを持って、
軽く、右スウィープスイトロークで
バウの向きを左側に修正。


…う~ん、

GoProでもないと、
連続的な写真は、
無理だな…

 



道路橋をくぐってから
しばらくぼーっと、ゆったり、
岸辺の釣り人を
眺めながらパドリング。


でも、雲行きが
怪しくなってきたので、
いったん
帰還することにしました。



雨はともかく、
風が吹くと、
数十年のブランクがある、
「ほぼ初心者パドラー」の
単独トレーニングでは、
戻れなくなったりすると、
大ごとです。


ですから、
下流域で流れは
穏やかとは言え、
上流に向けて
パドリングをしました。



…それにしても、
カヌーの写真は、
一人だととても単調で
どう撮っても
たぶん、
代り映えしません。


どうしたもんだろ…



戻ってきて、
ランチは、ウチのそばの
7-11で購入したサンドイッチ。


そして、この、
シークレット・カヌーサイト(?)の
撮影をしました。

 


キャンプサイト(実は「庭」)
…から見た、艇庫です。


左の道路の下をくぐって、
川の本流に入ります。

 



右に見える池には、
簡単な橋が架かっています。

右奥で、川の本流に出る水路に
つながっています。

 


友人の建築会社・社長のお話では、

「池の陸地化が進んで
 水面が見えなくなっ きたので、
 最近、重機を入れ、
 かいぼりをして、
 水面を広く、復活させた」

…とのことでした。



今後、
左の方にも重機を入れて、
水路も広く、
「復活」させる
予定みたいです。



艇庫の横から、
キャンプサイトの方向を…



 


************


しばらく休んでいると、
空が明るくなってきました。


そこでもう一度、
出艇することに。


トレーニングなんだから、
漕げるときに
漕いでおかないと!!

 


すぐに振り返ると、
水路に「天使の階段」が…

 


水蒸気量が多いんですね。


出艇してすぐ、
向かいの岸の右側、岸上に、
サギかな…



大型の鳥が見えます。



そーっと近づいたけど、
逃げられました。


このとき、ちょっと撮影に焦って、
ややバランスを崩しました。


カヤックを漕ぎながら
スマホで写真を撮るのは
やっぱり大変です。


パドルから手を放して、
もしパドルを
水面に落としたりしたら、
レスキュー艇のいない、
今の状態では、大変!!


もしそうなったら、
たとえば、
わざと沈して脱艇し、
カヤックを縦にして
バタ足で押す。

またはグラブループを
つかんで引きながら、
(曳航しながら)
パドルを回収する。


そしてバドルを
コクビットに差し入れて、
岸まで移動、
水抜きをしてリカバリー。


セルフ・レスキューの
一例ですが、
大変です…


海や湖で、
岸から離れたところだと、
もっと大変…

(そうなったことはまだないけど)



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上流に漕ぎ進めます。

 


あ、また鳥がいました。

この川は、決して、
自然豊かなところを
流れているのでは
ありません。


でもやはり、水面にいると、
その視線から
見える世界は新鮮です。

 



そういえば、
バウについているロープの輪っかを
グラブループといいます。


バウ(船首)とスターン(船尾)
…についているので、
陸で艇を
二人で移動するときとか、
沈した後のセルフレスキューで
ここをつかんで
引っ張って(曳航して)、
泳ぎます。


 



道路橋をくぐった後は、
写真撮影をやめて、
さらに漕いでいきます。


しばらく漕いで、
疲れを感じてきたところで、
Uターンして、
戻ってきました。



右に出艇した水路が見えます。


…帰ってきました。


コクピットの中に
黒く見えているのは、
スプレースカート。


これがあれば、
艇が傾いても
水が入ってきません。


風や波など、
あるいは何らかの原因で
バランスを崩し、
艇が真横になるほどに
傾いたとしても、
ローバランスやハイバランス、
スウィープ・リカバリーで
起き上がれます。


万一、
さらに大きく
バランスを崩して沈しても、
エスキモーロールで
起き上がれるはずです。


シーカヤックで試したことはないけど…



 


水路入り口の写真を撮っていたら…



下流側に流されちゃいました…


白いパイプは、
かつて川の水をくみ上げて池に入れ、
「たまり水」にならないようにしていた
設備だそうです。



でも、もう長い間、使わなくなって
メンテしなくなったせいか、
送水パイプが外れています…


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水路を通って発艇場所に横付けして
艇庫を見上げたところ。



今回は使わないことを決めた
白いポロカヤック
(カヌーポロ艇)の
鼻先のような、
バウが見えます。


ヨシの群落に
シーカヤックのバウを
突っ込んで
乗り上げるようにして、
止まりました。


コクビットの後ろにパドルを置き、
体重をかけてエクジット。




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さて、暗くなる前に、
今回、予定していることが
ありました。


それは、
Made in New Zealand
…のタープ、
Zempire Shade 
 Awning Tarp
…の、
ランクル70・リアタープとしての
ピッチング(設営)を試すこと。



イメージは、コレです。



この幕は、
スランバージャック、¥22680


ゼンパイアシェード
 オーニングープは、¥8042


しかも難燃加工の有無や、
耐水圧の数値など…



詳しいことは、
次の記事で
ご紹介させていただきます。



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では今回はこのへんで…



ご訪問、ありがとうございました!!



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