2Fテラス空中庭園のちょこっとアウトドア [2]  ~Wisteria floribundaの蕾~

eco2house

2019年04月23日 22:43



学名・Wisteria floribunda
古くから日本で愛されてきた
伝統的なつる性花木の花芽です。

ちょっと時間をさかのぼって、
私のちょこっとしたお話とともに、
このコの数日間の成長を見てみましょう。


*******

このコは、通称「田舎のコンビニ」
と呼ばれている
小さなホームセンターで、
一鉢500円の投げ売りを
されていました。

ウチにきてからも、
何年も何年も花が開くことなく、
毎年、蔓ばかり伸ばしていました。

そんなわけで、このつる性花木に対して
愛情を注いで育てた…とは
とても言えないのです。


あるとき、
今までやっていた肥料を全く与えず、
スペース節約のために、
鉢を小さなものに代えて、
春先、伸び始めた蔓を
片っ端から剪定してしまいました。

…その次の年からです。
花芽が付き始めたのは…

どうやら、このコは
環境が良すぎると、
栄養分は成長栄養となり、
いのちの危険を感じると、
次世代を残そうとして、
繁殖栄養としてエネルギーを用いる…

つまり、ツライ目に合うと、
次世代のために花芽をつくるのではないか…
と、思えました。







もうお分かりだと思いますが、
これは学名・Wisteria floribunda、
「藤」の花芽でした。



実は昨年、仕立て直して、
主要な枝の半分ほどを
剪定しました。

いま咲いているのは、
そのとき、残った枝についていた
花芽なのです。

藤の花芽は、
「二年目以降の充実した短枝につく」…と
どこかで聞いた覚えがあります。

数年後の姿を楽しみに
していきたいと思います。


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ご訪問ありがとうございました。




 
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