薔薇たちに来シーズンに向けた最初の剪定を ~いまの さきにある あした~

eco2house

2019年05月06日 21:25



まだ咲き始めたばかりの
薔薇たちですが、
来年のために、最初の剪定、
つまり花柄摘みを始めています。

北側、玄関に上がる階段横の
ペネロープとゼフィリーヌ ドルーアン…
ちょっと早めの「剪定」です。

あと一日経つと、花びらがバラけて、
「ごみ(=花ガラ)」になってしまうから…


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南側2Fテラスも同様に…



そして、薔薇たちにとっては、
開花は自らの繁殖行動。

放置すると、ローズヒップという実が生り、
エネルギーを激しく消耗します。

ですから、薔薇たちの未来の開花のためにも、
最初の剪定、花柄摘みは、重要だと思います。


…そして、
キャンプで、自分たちがステキな音楽
…と思っていても、
近くの他人からはただの騒音…

それとおなじように、
薔薇の花びらも、
ただのゴミとみなされてしまうことに、
最初は気づきませんでした…

日本人にとって、桜は特別…なんですね。
(それでも、公園では桜の花びらを掃除する職員がいます。)


しかし、唯一、ただ一種だけ、
花柄摘みをしない薔薇があります。



ロサ・ムルティフローラー。

和名(日本名)、野茨(ノイバラ)…です。

日本の自然に適応し、野山に自生しています。

めっぽう強いその性質から、
品種改良された薔薇たちは、
台木であるロサ・ムルティフローラに
接木されてくるのです。


ウチの庭には、種を野鳥が
運んできた…と思われます。

いつの間にか、30cmほどの
ヒョロッとしたノイバラが、春、
カワイイ白い花を咲かせていました。


昨年11月23日、ロサ・ムルティフローラー、
ノイバラのローズヒップです。


野鳥たちの冬の食料として、剪定せずに…


そして昨年12月末の2Fテラス南側壁面です。

2か月にわたる、
週末ごとの冬季剪定と誘引が終わり、
静かに春を待っている姿…
(クライミングローズたちは、自分では登ってくれないんですョ!)

もしかすると、
このときが、クライミングローズたちの
もっとも美しい姿かもしれません。



そしてきょう、令和元年5月6日、
2F南側壁面に咲く薔薇たち。

薔薇たちは、確かに「いま」を生きています。



いまの さきにある あした



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ご訪問ありがとうございました!!




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