手軽にテラスで眺められる焚火を ~野良ストーブと野良ばさみ~

eco2house

2020年02月09日 20:32


キャンプフィールドで、
大きめの薪を
盛大に燃やす焚火もいいけれど、
簡単に組み立てられる焚火台を使い、
少しの薪に手早く着火する。


揺らめく炎が、明かりにも使える、
篝火のような焚火。


そんな小さくて手軽な焚火をつくる、
野良ストーブに興味が湧きました。


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野良ストーブは、
小型の焚火台に
分類されることが多いようですが、
私は超小型の
薪ストーブではないかと思います。


「野良ストーブ」と名乗っているくせに、
そのHP

「もし今、私が一人のユーザとして
 小型焚き火台の購入を考えるなら、
 迷いなくこの野良ストーブを選びます。」

…なんていう具合に、
「焚火台」と呼んでいるのだけど。



野良ストーブの特徴の一つとして、
燃焼に必要な
回りから流入する空気量を
調整する機能があります。


下に敷いている、
ダイソー200円バットに
ストーブの下が写っているように
下面が穴だらけなので
ここから空気が流入します。



これは直接の制御はできませんが、
薪をびったり敷き詰めて
逆ロストルのようにすれば、
燃焼速度が落ちると思われます。
(本来のロストルと役割は逆だけど…)


それに加えて、
三角形に開いた側面からも
空気が流れ込みます。


次の写真、これは前日、
野良ストーブの到着した夜、
南側中央テラスの
ガーデンテーブルの上での試し焚き。


2Fテラスリフォーム中のため、
雑多なモノが溢れていますけど…



側面の三角形の開口部、
ここを開け閉めする
D字型ステンレス調整板が
2枚、付属しており、
簡単に着脱できる上に、
さらに開け閉めすることで、
開口の大きさを調整できるように
なっているのです。


剪定枝を切った園芸用鋏の下に
調整板が写っています。



最初の写真にも、
右下、薪にした剪定枝を切った
園芸用鋏の下にも
D字型調整板が写っています。



でも、今回は、
燃焼の様子をよく見るために、
調整板を外して燃やしてみました。



ちなみに、この上の把手は、
簡単な調理ができるように供えられた
五徳です。




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ところで、この枕みたいなのは
何だと思いますか??




ダイソーの「クッションケースA4」なのですが、
ファスナーを開けて中を覗いてみると…




野良ストーブ一式の、
収納なのです。


真ん中のは、
ダイソーの200円商品、
「ステンレス浅型角バット25.0cm×19.6cm」
…に、ストーブ本体と諸々の品物。

十文字にかかっているのが、
おなじくダイソーの、べんりベルト。

 


それを外すと、
中にたたんだ野良ストーブが
ジャストフィットで入っています。






ホントによく考えられた
収納便利グッズですが、
この、ダイソー収納は
こちらのサイト
参考にさせていただきました。



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そして、ここに収納している

PHOENIX IKKI 高密度1000Dナイロン
 Molleモールシステム対応の
  フラッシュライト用ポーチ



これ、野良ストーブと同時に購入してみた
「野良ばさみ」の収納にぴったりです。




では、この「野良ばさみ」という名の
トングについて
写真でお伝えします。


この段階ではロックされていて開きません。



かつ、コンパクトになっていて、
片方ずつ伸長します。







ただ、先端の構造が原因で、
細い小枝はつまみにくい…というか、
つまめません。



重くて大きな薪でも、
つかめる…という点を
優先したのかもしれませんが、
小型ストーブで燃やす小枝が
つまめないということだから、
この点は使いにくい
…と思います。


これ以外は、
よくできたトング…ですネ。

まぁ、価格も「いい値」だから、
本当にいいモノかは
意見が分かれるかもしれませんね。



下に紹介する動画は
野良製作所HPより
お借りしました。


PRになると思いますので、
お許しください。





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さて、話を戻して…


ダイソーの
200円バットに嵌め込んである
野良ストーブの隙間に
押し込んであるのは、
写真下側には
緊急用ライター。

上側の黒い袋には…



フェロセリウムという合金のスティックと
火花を飛ばすために、
表面を削るストライカー。


このふたつ、東側テラスカウンターに
若干の傾斜があるため、
くっついて見えるけど、
別々のモノです。



ついでに、「マグネシウムのスティック」も
着火性能に違いがあるのか興味があって、
購入してみました。



どちらも表面には
黒色塗装してあります。


使用した感じでは
フェロセリウム、マグネシウム、
火花の散り方などは
どちらも、変わらない
…ような気がします。


そこで分析で正体を暴こう!!


ところが、
マグネシウム検出反応に必要なのは
以下の高価な試薬です。


チタンイエロー25g 6,300円


ではフェロセリウムの方から行くとなると、
希塩酸で溶かして、鉄(Ⅱ)イオンか
鉄(Ⅲ)イオンの検出。


それに必要なのは
赤血塩(ヘキサシアニド鉄(Ⅲ)酸カリウム)と、
黄血塩(ヘキサシアニド鉄(Ⅱ)酸カリウム)…


どちらもシアン化合物だから、
たとえちょっとだけと言えども、
倫理的には始末が面倒です。


かといって、セリウムを…と思うと、
必要なのは、
アンモニアは良いとしても、
もう一つは過ハロゲン酸…


う~ん…


…というわけで、
機会があったらチャレンジすることにして、
今回はスルー…となりました。



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火花を飛ばす道具のストライカーに
着火用の麻ひもを結び付けました。





ちゃんと火花が盛大に散って…
(写真を撮るのがすごく難しくて…)

火種はできたけど、
その、「小さな火の赤ちゃん」を、
うまく育てられませんでした。


そこで、
時間に追われていたため、
不本意ながら、
ライターを使いました…


こんど、焚火大好きの友人、
Flame P.さんに
しっかり教えてもらおうかと
思っています。

2019/10/24







では今回はこのへんで。

ご訪問ありがとうございました。




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2020/02/01
 
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