2017年05月14日
秋の夜長にスズムシの鳴き声を
Waoさんのブログ「なんとなくそんなかんじで」の記事「メンテ by 虫!」に刺激を受けて、




ECO2HOUSEのスズムシについて書いていきたいと思います。
昨年の晩秋、最後の母スズムシが命のバトンをタマゴに託したのち、
昨年の晩秋、最後の母スズムシが命のバトンをタマゴに託したのち、
翌年に新しい命を迎えるために、準備を始めます。
彼らの「家」、幅30センチほどのプラスチック水槽に水をやるのをやめて、
カビなどの繁殖を最小限にして乾燥させます。
カビなどの繁殖を最小限にして乾燥させます。
春が来て、ECO2の薔薇のつぼみが膨らんでくる頃になったら
卵を土ごと取り出して、
古い土をできるだけ取り除き、
新しい土の表面に撒きます。
この「スズムシの土」は、
クライミングローズの栽培に使っているピートモス。

そして、ECO2のクライミングローズの蕾がほころんでくる頃、
水をたっぷり撒いて、孵化を促します。


このとき、彼らの大好きな真っ黒い炭も取り替えます。
外に出したのが古い炭。
去年は楢炭が切れて備長炭も使ったけど、
スズムシたちは、圧倒的に隙間だらけの楢炭が好き。
そして、水をたっぷり撒いてから
二週間から1か月で
新たないのちの誕生が起きることが多いので、

彼らを飢えることのないように、キャベツの葉を与えます。
写真は3日前に、取り替えたキャベツです。
今日の夕方にまた取り替えようかな
…って、実はスズムシたちの世話は主に妻が担ってくれています。
あとは数日ごとに水槽をのぞき込んで
白くて長い髭を振り回す
大勢の子供たちの姿をみたら、
鰹節子や「メダカの餌」などの動物性の食べ物をあげます。
でも、実はこの幅30センチほどのプラ水槽に棲める数は
せいぜい20匹。
圧倒的に多数の赤ちゃんが誕生します。
かつては水槽を増やしたり
火鉢などに新しい家を作って分家させたりしていたけど、
まず屋外では天敵・アリの侵入を防がねばならず、
置き場所に困りました。
それに、彼らは暗いところが好きで、
暑すぎるのにも弱く、直射日光もダメ。
ECO2では玄関の風除室
(玄関を狭く仕切って冷気が流れ込まないようにするための小部屋)
…に、野菜のストックなどとともに、置いてあります。
世話の手間という問題もあって、
2Fテラスや1Fの植え込みなど、
屋外にも放しているけど
野生に帰すことには成功していません。
本当に、か弱い虫でのようです。
どうやって現代まで、命をつないでこれたんだろう…。
先程覗いてみたけど、
まだ子供たちは誕生していませんでした。
ウチの彼女は、
「毎年、そんなに急に生まれないじゃない!!」
と笑います。
ドングリを庭に撒いて、「まだ出ない まだ出ない」と言ってる
となりのトトロのメイみたいだと…。
Posted by eco2house at 11:24│Comments(1)
│スズムシ
この記事へのコメント
こんにちわ!コメありがとうございます!
鈴虫って炭が好きなんですねぇ。全然知りませんでした。
しかも繊細なんですねぇ。割と雑に扱っても大丈夫な甲虫とは大違いw
これから秋にいい声を奏でてくれるまで大変ですねぇ。
無事孵るのを楽しみにしております!
頑張ってください!
鈴虫って炭が好きなんですねぇ。全然知りませんでした。
しかも繊細なんですねぇ。割と雑に扱っても大丈夫な甲虫とは大違いw
これから秋にいい声を奏でてくれるまで大変ですねぇ。
無事孵るのを楽しみにしております!
頑張ってください!
Posted by wao
at 2017年05月15日 09:00
