2018年01月08日
料理にあうお酒と飲めなかったワインのお話 ~森まき 薪ストーブ in エアフレームテントキャンプ第2日夜~
「長すぎて読むのに疲れるヨ!!」…と
妻に注意されて、
途中で To be continued にした、
前回レポの続きです。
海鮮たっぷりすぎるアヒージョ。
贅沢で、普段はかけられない
食材費をかけてるけど、
でも、食材は冷凍食品が基本なので、
外食するよりずっと安いです。
クーラーの冷却材を兼ねてくれるから、
合理的だし…。
ウチでは妻が疲れた時と
何かの記念日でない限り、
基本的に外食しません。
外食になるときは、私のお小遣いから…
というルールも。
(最近、なし崩し的になくなりつつあるけれど!)
さて、前回は、ディナーのメインの一つ、
アヒージョをつくり終わって、
お酒の話に行くところでした。
私は、料理にあうお酒、
食中酒は、基本的に
穀物由来の醸造酒だと思います。
穀物由来でも、蒸留酒は
Spirits (モノに宿る精神) なんて名前を
つけられているくらいだから、
酒が主役。
でも食中酒は、互いに高めあう「相棒」
…だと思うのです。
だからビールは、「常温の」恵比寿と黒恵比寿が、
料理には合うと思います。
夏だと、くうぅ~ッと喉を通す
冷たいビールもいい。
でも、食事の前におなかを冷やすと、
なんだか味が落ちるように感じて…。
それに、当たり前だけど、温度が低いと、
鼻に抜ける、ムギとホップの、
「かほり」 (揮発性有機化合物の一種) を、
感じにくくなる気がするのです。
煙草をやめてから、
酒やコーヒーや料理の味と、かほり、
凄く気になるようになりました。
そこで、ビールは、
「あまり冷やしてない」ということと、
ドイツの「純粋令」(ドイツ語ではReinheitsgebot)
「ビールは大麦、ホップ、水のみを原料とすべし」
に沿っていることが
私の選択基準です。
恵比寿麦酒が、
国産麦酒の中では、
一番、料理には合うと、私は思います。
…もっとも、お酒は嗜好品だから、
おいしくて、楽しくなれりゃ、
なんでも良いんですけどね。
だから、居酒屋などで仲間とやる時は、
そんな無粋なことは、申しません!!
なお、スコッチとともにやる chaser は、
水じゃなくて、低アルコール飲料、
早い話が、ギネスみたいな
上面発酵ビールなんですって。
バーのマスターが教えてくれました。
しかも、chaserはビールじゃなくって、
ビールの後に飲む、スコッチみたいな
強い酒のことを言うんです。
逆ですよね。
だからchaserが英国海軍護衛空母の
船名になったりしたのかな。
chaser=口直しの水
…って、もとは、アメリカ人の概念みたいです。
そして、もう一つの穀物由来の酒、
日本酒です。
日本人が日本民族のお酒に
わざわざ「日本」ってつけるのは
なんだか不自然で
いまいち好きじゃないです。
それはさておき、
純米酒・神亀酒造のSweet 10。
(だいたい、コメから作るのが当たり前の日本酒に、
「純米酒」という区分けがあって、
それが少数派だということも、悲しい…)
Sweet 10は、
日本酒度-10の甘口なので、
どちらかというとデザートワイン。
多くの「日本酒」、普通酒や、
本醸造酒と違って、
純米酒は、
「アル添」
(発酵とは無縁のアルコールを加えること)や
「加糖」
(廃糖蜜を加水分解した
果糖ブドウ糖液糖などを加えること)
…をしてないから、悪酔いしません!!
そして、このあとつくる肉料理に合わせて
赤ワインを用意しました。
ウチの食品収納を探していたら、こんなのを発見。
1980年産の、チュニジアの赤ワインです。
たしか、つくば万博のときにお土産に買ったけど、
そのまま「常温で」放置。
38年も前の、さして高級でもないワイン、
ダメモトで持ってきました。
なお、埃だらけなのは、紫外線対策で、
「むやみに払ってはいけない!!」
…と、神亀酒造の専務(元社長)に
怒られたことがあるのです。
ところがっ!!
この晩はこのワインまで
たどり着かずに、ディナー終了…。
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さて、ここまで書いてきて、
ひとこごち、ついたところで、
シメの肉料理のお話を…と思ったのですが、
今回はとりあえず、
ここまでにさせて頂きます。
次回は、シメの肉料理??…や
翌朝の朝飯についてのお話を
していく予定です。
ご訪問、ありがとうございました!!