2018年01月21日
薪ストーブの収納テクニック Part2. ~煙突小物を薪スト本体燃焼室に!!~
薪ストーブの車載用収納で
本体の収納に続いて
もう一つの大きな問題は、煙突。
煙突については、いかに多くの「小物」を
FIRE SIDE内に格納するか
…という点が大切だと思います。
この点に重点を置いた記事を、
書いてみたいと思います。
まず、煙突小物の品々をすべて
薪スト本体に収納した写真を
ご覧ください。

もともと、新保製作所のHPでも、
煙突をストーブ本体燃焼室に
収納できることは謳っております。
角型3面窓付薪ストーブ”FIRE SIDE”
33,400円(税込)。
(ホーロー煙突は、私はお勧めしません)

ここで使っている煙突および小物は、
Pトップ1個、457mm半直管2本、
えび曲り90度1個。
新保製作所のHPでは、
これを本体に収納できると言っています。
でも、私が本体燃焼室に収納している小物は
それよりちょっと多くて、以下の通りです。
Pトップ 1個

ステンレス煙突半直管457mm2本

エビ曲がり90度 1個

ここまでが、キャンプセットの煙突。
エビ曲がり45度 2個

ダンバー 1個

煙突掃除用ブラシ 1個
(ワイヤーは別に収納)

煙突固定バンド 2個

その他、煙突固定用二つ割…など。
この煙突のサイズ457mmが、
薪スト本体燃焼室内にできる
最大のサイズです。
長い煙突は、
ステンレス煙突 直管914mmを二本、
使っております。


そのうち一本には断熱材を巻き付け、
もう一本には、ラス網を巻いています。

断熱材は、ニチアス セラカバーS 呼び径100mmタイプ。
煙突は106mmだから、
当然、巻いた後に隙間ができます。
そこで、二つ割で、ぎゅうーっと押さえつけていたのですが、
デッドエアが減って、断熱性能が(当たり前だけど)低下。
そこで、締め付けを外し、
そこには、余っていた断熱材を詰め込んでいたのですが、
接続用粘着剤が劣化し、見栄えも良くないので、
断熱アルミガラスクロステープを貼って補強しました。


そのうち、他の円周部分も張ってしまおうかな…。
ところで、セラカバーの幅は、1000mm。
ステンレス煙突直管914mmの長さが
断熱材のサイズにやや足りないため、
半直管457mmを、もう一本、つなぎ、
セラカバーSを巻いています。
ですから、ラス網を巻く914mm直管より、
長くなっています。
断熱材を巻くのは、幕よけの目的が一番。
しかしそれに加えて、煙を冷やさず、
すみやかに上昇させることを
期待しているのです。
斜めに煙突を上昇させているので、
煙の上昇力が弱くなっているはずですから…。
******************
では本題の収納の手順です。
まず、長尺煙突類。
つまり、断熱材を巻いた、
914mm直管+457mm半直管 と
ラス網を巻いた914mm直管の、計2本です。
これらは車内積載のため、
煤が落ちてもいいように、ガラ袋を前後からかぶせてから
妻お手製収納袋に入れます。

長さが違う2本を束ねれば、当然、隙間ができるので、
煙突掃除で汚れてもいいように、
上に掛けてある
迷彩柄の作業用プルオーバーも、
予備のガラ袋と一緒に、
詰め込んであります。


**************
さて、次は、半直管とエビ曲がり、
ダンパーなどの小物類の
薪スト本体への収納です。
まず、燃焼室内の灰の上に、
ビニール(ごみ袋)を敷きます。
灰は、このストーブでは、
底面の断熱材としての役割があります。

ビニールを敷くのは、煙突焼付防止潤滑剤”ロックタイト”を
塗布している部分に灰が付着するのを防ぐためですが、
このロックタイト自体、
銅粉末やグラファイトの入ったグリス。
灰がついても問題ない可能性が高く、
気にする必要はないかもしれません。
なお、余談ですが、
ロックタイトのような焼き付き防止剤は、
必ず使用するべきです。
撤収の時に、
煙突が外れないというストレスを
ほぼなくすことができます。
続いて、半直管2本の上に、
Pトップとダンパーを互いに接続してから、差し入れます。

接続しておくことで、
重なった部分の体積を稼ごう…というわけで、
今回のご提案のポイントの一つです。

このとき、ダンパーの操作腕を
半直管同士の隙間に入れるのもコツ。
続いて、エビ曲がり90度と45度を接続してから、
Pトップ+ダンパーの手前に差し込みます。

このとき、エビ曲がり90度(先の方)に
固定バンドをつけたままにしてあります。

このようにPトップ+ダンパーの手前に
エビ曲がり2個を接続してから差し込むことで、
煙突接続側(左手前)に、矢印で示したような、
エビ曲がり45度をもう一つ、
入れることができる空間が生じます。

ここに最後のエビ曲がり45度を入れます。

この最後のエビ曲がり45度には、
煙突をハンマーランタンスタンド(フリー)と
異形ロープ止め…に固定するための
二つ割(ホンマ製作所)をつけたままにしてあります。


最後に煙突ブラシ、予備の二つ割などを放り込んで、
おしまいです。

このように、半直管2本と、Pトップ1個、
そしてエビ曲がりや
ダンパーなどの煙突小物類を、
薪スト本体燃焼室に
収納できることができました。
これを前記事でお伝えしましたように、
ベランダボックス120に収納して
カーゴキャリア(ヒッチキャリア)に積載する…というわけです。
2018/01/18
しかもボックスの上は平らなので、
ここにガラ袋2個に詰め込んだ薪を
たっぷり積載しています。

カーゴキャリア右側が、二段重ねの
トランクカーゴ 70 OD
上が焚火関係グッズ、下がタープ・テント設営グッズ。
そして左下が薪ストinベランダボックス。
その上に積んでいる薪は、二泊分です。
ボックス類は、ベルトで締めてから、
軽トラ用のネットを三重にかけて
確実に固定しています。
長くなりましたが、
私たちはこのようにして、
薪ストーブを車載しています。
***************
ではこの辺で失礼いたします。
この記事が、
皆さんのお役に立てれば幸いです。
ご訪問、ありがとうございました!!
次回は、いつになるかわかりませんが、
予告編の写真を・・・!!


Posted by eco2house at 19:43│Comments(4)
│薪ストーブ
この記事へのコメント
こんにちは。
より一層テトリス度が up してマスネ ^^;;;;
ってか、この形にたどり着くまでにいろいろと試行錯誤があったろうと推察シマス ^^;;;
ウチ的には薪ストは NG なので、むしろ次回予告が気になりマス(ぉぃ)
ファイアスタンドと一緒に写っているということは焚き火絡み?
いろいろと想像をかきたててくれる一葉ですネ ^^;
より一層テトリス度が up してマスネ ^^;;;;
ってか、この形にたどり着くまでにいろいろと試行錯誤があったろうと推察シマス ^^;;;
ウチ的には薪ストは NG なので、むしろ次回予告が気になりマス(ぉぃ)
ファイアスタンドと一緒に写っているということは焚き火絡み?
いろいろと想像をかきたててくれる一葉ですネ ^^;
Posted by GRANADA
at 2018年01月22日 12:41

こんにちは(・ω・)
煙突とひと口に言っても多種多様なパーツがあるんですね(`・ω・´)φ
薪ストーブ本体への治め方、まるでパズルみたい(笑
でも上部がパカっと開いて収められるものじゃないですしね
どこにどう何を入れるかってアイデアがとても参考になりました
次回予告、洗練されたスエーデントーチみたいですがなんですかこれ(`・ω´・ ;)
続報も楽しみにしております!
煙突とひと口に言っても多種多様なパーツがあるんですね(`・ω・´)φ
薪ストーブ本体への治め方、まるでパズルみたい(笑
でも上部がパカっと開いて収められるものじゃないですしね
どこにどう何を入れるかってアイデアがとても参考になりました
次回予告、洗練されたスエーデントーチみたいですがなんですかこれ(`・ω´・ ;)
続報も楽しみにしております!
Posted by いたち
at 2018年01月22日 14:47

◆GRANADAさん おいでいただきありがとうございます!!
実は、あーでもないこーでもないと、
試行錯誤するのに、「ロックタイト」という
潤滑剤を使うようにしたら、
煙突小物をストレスなく抜き差しできるようになって、
「解」を見つけられました。
今週末、初の北関東に行ければ、
ダッチin薪ストと、この新作焚火を試したいな。
ただ、着雪・凍結が心配で…
ウチのナナマル君、オールテレーンタイヤなんです…
滑り出したら重いから止まりません!!
実は、あーでもないこーでもないと、
試行錯誤するのに、「ロックタイト」という
潤滑剤を使うようにしたら、
煙突小物をストレスなく抜き差しできるようになって、
「解」を見つけられました。
今週末、初の北関東に行ければ、
ダッチin薪ストと、この新作焚火を試したいな。
ただ、着雪・凍結が心配で…
ウチのナナマル君、オールテレーンタイヤなんです…
滑り出したら重いから止まりません!!
Posted by eco2house
at 2018年01月22日 19:54

◆いたちさん おいでいただきありがとうございます!!
ウチのナナマル君、おもいのほか(中型貨物のくせに)
収納能力が高くないので、大変なんです。
エンジン(V6 4Lガソリン1GR-FE型)がデカくて、
とっても「鼻」が長いんです…
ストーブだけでなく、車載収納はパズルです!!
でも、みんなそうかもしれませんね。
いいかげんに積んでいくと、積み切れません。
「良い加減」に悩んで最も「適当な解」を求めていかないと…
予告編は、言っちゃうと予告じゃなくなるので
今の段階では、ゴメンなさいッ!!!
今週末、はじめてのフィールドに「出会う」のですが、
そこで試してみます。またよろしくお願いします!!
ウチのナナマル君、おもいのほか(中型貨物のくせに)
収納能力が高くないので、大変なんです。
エンジン(V6 4Lガソリン1GR-FE型)がデカくて、
とっても「鼻」が長いんです…
ストーブだけでなく、車載収納はパズルです!!
でも、みんなそうかもしれませんね。
いいかげんに積んでいくと、積み切れません。
「良い加減」に悩んで最も「適当な解」を求めていかないと…
予告編は、言っちゃうと予告じゃなくなるので
今の段階では、ゴメンなさいッ!!!
今週末、はじめてのフィールドに「出会う」のですが、
そこで試してみます。またよろしくお願いします!!
Posted by eco2house
at 2018年01月22日 19:55
