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息子たちが巣立ち、ふたりぼっちになってから、夫婦でキャンプを再開しました。
家の壁面をクライミングローズで飾っています。
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2019年05月22日

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 

ウチの玄関は北側2Fにあります。
ですから日当たりはよくありません。

2F玄関を出て、北側階段下を
見下ろした時の眺めです。

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 

右側の壁は、左(北側)の
フェンスの陰で、
ますます光は、当たりにくい。

でも、こんな場所でも、
この環境で咲ける品種を選んで、
そのコたちに
ふさわしい世話をしてあげれば、
ご覧のように咲いてくれるのです。

(写真の薔薇は、
 品種名・ブラッシュノアゼット Blush Noisette)


******

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


昨年、平成30年(2018年)12月29日…

10月末から、
週末のみの作業だけど、
2か月以上かかる、
「剪定と誘引」が終わった
北側階段の写真です。

二番目に掲載した写真は、
令和元年(2019年)
5月17日の朝に、
階段を登りきったところから
見下ろしたものでした。

今は亡き、つるばらの巨匠、
村田晴夫さんは、

「つるばらが一番美しいのは、
 冬、春の姿を思い浮かべて眺める
 剪定・誘引の終わった姿である」

…と、その著作の中で述べています。


********


この場所は、誘引・剪定を、
建物の壁と北側の手すり、
二重に行う手間をかけています。

私は思い切りが悪く、
ここに咲く
「薔薇たちの特性」を前提として
春の「絵」を思い浮かべだすと、
あーでもない、こーでもないと、
なかなか先に作業が進みません。

先の写真の写真より1か月半ほど前の、
11月14日、剪定途中の様子…

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~  


道路側には、ペネロープ、エゼル、
ゼヒィリーヌ・ドルーアン、
3種のクライミングローズ達がいて、
その誘引は
7割ほど終わっています。

でも左側に垂れ下がっている、
ランブラーローズの
エゼルの新枝は、
未だその「処遇」が
決まっていなかった。

そして手すり上部や
階段内側の壁、
エゼルとブラッシュノワゼットには
まだ手つかずだったんです。

そして令和元年5月10日…

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 

ピーチピンクの蕾から徐々に
クリーミーホワイトに変化する、
ペネロープ。

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


鮮やかなローズピンクの
ゼフィリーヌ ドルーアン。

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


まだ、小さい蕾が束になって、
花束になる準備を
しているかのような、エゼル…

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


*******

そして、5月17日…

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


花ガラ摘み…という
「最初の剪定」を
妻と一緒に、行いました。

画面左側に
少しだけ残っているのは、
ブラッシュノアゼット、
アルベリックバルビエ。

そしてカージナルドリシュリューが
階段下に…

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


花びらが舞って、ごみとなり、
近隣へのご迷惑になる前に、
花ガラ摘みは、
行わねばなりません。

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


でも、これで薔薇たちの協演が
終わったわけではないのです。

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


建物の左、東側に目を転ずると、
誘引用ベランダの手すりに、
ランブラーローズの
アルベリックバルビエが
ミルキーホワイトの花を
咲かせつつあります。

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


北側2F剪定用ベランダに上がってみると…

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


そして、東北の角、
ここはウチの敷地の
「鬼門」になります。

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 

方角にこだわっていては
よい建物はできませんのが、
でも、しっかりと敬意を払って、
一番の角には
イングリッシュローズの
 Heritage (遺産)

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


その真下、1Fの東北角には
新しい夜明け New dawn 
…という薔薇を配しました。

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 

北側の壁で咲くクライミングローズたち ~冬剪定から花ガラ摘みまでの姿~ 


******

では今回はこのへんで失礼します。

明日の朝、ステキな一日の
新たな夜明け New dawn 
…になることを願って…



ご訪問ありがとうございました!


 



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この記事へのコメント
ども!
もうしばしウットリさせていただきます。
上品な色合いの薔薇たちに。
こちらはPCで拝見せにゃならんお写真ですよ。
5月の姿を思い浮かべての誘引…
一年を通してのお付き合いなんですね。
浪漫です。
Posted by 一輪駆動一輪駆動 at 2019年05月23日 07:34
こんにちは(・ω・)

バラに囲まれたって表現がぴったりの素敵なお家です(*´ω` *)
北側で日当たりは良くなくてもキレイに咲くんだなぁと冒頭では簡単に思いましたが、それは品種選びから日々の管理までeco2houseさんご夫婦の知識と腕の賜物なんですね(*゚ω゚ノノ゙☆
まだ葉すら出ていない「キャンパス」な冬の時期に、最盛期の「絵画」をイメージして思いを馳せながら作業をするってかっちょいいですが、根気も必要ですよね
上で一輪駆動さんもおっちゃるように写真と解説だけでウットリさせられるのですから、実際どこかでもしこんなお宅を目の当たりにしたら息を呑んで立ち止まってしまう自信があります
Posted by いたちいたち at 2019年05月23日 14:49
こんにちは(^^)

長い時間をかけてお手入れして、見事な花をさかせるんですね。
eco2houseさんの薔薇への情熱を感じました。

花を掃除してる写真、見事な花を咲かせた後だけにちょっとさびしくなりますね。
Posted by カムシカカムシカ at 2019年05月23日 16:29
◆一輪駆動さん ようこそ!

>もうしばしウットリさせていただきます。
>上品な色合いの薔薇たちに。
>こちらはPCで拝見せにゃならんお写真ですよ。

ありがとうございます!
もっと大きな画像でご紹介したいんだけど、
ブログの制限使用容量が気になってしまって…
なんかいい手はないもんですかネ…

>5月の姿を思い浮かべての誘引…
>一年を通してのお付き合いなんですね。
>浪漫です。

それができるのは、先人のロザリアンの方たちの
教えがあるからです。

今は亡き村田晴夫さんの言葉やノウハウに学ぶことは
大きくて重いと思っています。
Posted by eco2houseeco2house at 2019年05月23日 21:05
◆いたちさん こんにちは(・ω・)

>バラに囲まれたって表現がぴったりの素敵なお家です(*´ω` *)
>北側で日当たりは良くなくても
>キレイに咲くんだなぁと冒頭では簡単に思いましたが、

そうです。勝手に咲いてはくれません。
特に最近は、日本の(南関東の)
過酷な夏を乗り越えさせるのに、苦労します。

>それは品種選びから日々の管理まで
>eco2houseさんご夫婦の知識と腕の賜物なんですね(*゜ω゜ノノ゛☆

私は、もくもくと花ガラ摘みを続けてくれる妻に
感謝しています。

>まだ葉すら出ていない「キャンパス」な冬の時期に、
>最盛期の「絵画」をイメージして思いを馳せながら
>作業をするってかっちょいいですが、根気も必要ですよね

晩春の薪ストキャンプに絶好の季節となっているのに
ナニやってるんだろ…と、
キャンプを再開したことには思っていました。

でも冬季剪定・誘引が終わってないのにフィールドに出ても、
薔薇が気になって、楽しくない
ということことに気づいたのです。

>上で一輪駆動さんもおっちゃるように
>写真と解説だけでウットリさせられるのですから、
>実際どこかでもしこんなお宅を目の当たりにしたら
>息を呑んで立ち止まってしまう自信があります

ウチのまえで5月上旬に
妻と二人で花ガラ摘みをしていると、
褒めてくださる方が何人もいらっしゃって、
とても感謝しています。
Posted by eco2houseeco2house at 2019年05月23日 21:09
◆カムシカさん こんにちは!

>長い時間をかけてお手入れして、見事な花をさかせるんですね。
>eco2houseさんの薔薇への情熱を感じました。

字は長男が生まれた年に他界した母が
蘭の育成をやっていました。
華道と茶道の師範だったので
「蛙の子は蛙」と言われています…

>花を掃除してる写真、見事な花を咲かせた後だけに
>ちょっとさびしくなりますね。   

私は「あと一日待って!」と妻に「懇願」することもあるんですが、
そんな花はたいてい翌朝には盛大に散ってしまっているのです。
スピリットオブフリーダム
https://img01.naturum.ne.jp/usr/e/c/o/eco2house/IMG_5741.jpg
のような、ディープカップ咲の花が散ると、
盛大に花びらを撒き散らしてしまいます。

感謝の気持ちを込めながら、花を切り落とし、
掃き集めているのです(妻が!)。
Posted by eco2houseeco2house at 2019年05月23日 21:11
これだけ家屋壁面にバラが群生していると、なんだかヨーロッパ山岳地域の家屋のような光景ですね。eco2さんのランクルといいご自宅といい、パット見ですと日本国内の光景に見えません。笑
Posted by ヘカ&紅茶好きヘカ&紅茶好き at 2019年05月25日 01:40
◆ヘカ&紅茶好きさん ようこそ!

>これだけ家屋壁面にバラが群生していると、
>なんだかヨーロッパ山岳地域の家屋のような光景ですね。

薔薇の枝は、10年以上かかって、
壁是菜面を覆えるようになりました。
でももう少し低く、剪定しようと思っています。
危なくて…正真正銘、、命がけになってますから…

>eco2さんのランクルといいご自宅といい、
>パット見ですと日本国内の光景に見えません。笑

ロザリアンの中でもクライミングをやっている方は、
その剪定誘引が大変なため、
余りいらっしゃらないようですね…。
Posted by eco2houseeco2house at 2019年05月25日 04:35
おはようございます。
薔薇は花の中でも特別な存在だと思います。
人に近いけど野草にはなくて。
だから近い存在でも人が手助けをして
綺麗な花を咲かせることができる。
(花を育ててなくて偉そうな発言すみません。)

贈答しても特別感が強く記念やお祝いで
登場する花の代名詞的な存在。
(奥さんはガーベラが一番好きらしいけど。)

そんな薔薇に囲まれての生活は優美な空間に
見えますが、薔薇を育てるまでの過程が大変
な労力なんですね。
Posted by マサカリマサカリ at 2019年05月26日 10:53
◆マサカリさん おはようございます。ご訪問ありがとうございます!

>薔薇は花の中でも特別な存在だと思います。
>人に近いけど野草にはなくて。

ところがどっこい!! 
ウチの最初の薔薇は、野鳥が食べた実の種(ローズヒップ)が
芽吹いたノイバラ、日本原産の学名「ロサムルティフローラー」
Rosa multifloraなんですョ!

房咲の遺伝子を世界中の
栽培品種に受け継いでいる原種なんです。
無茶苦茶、強健です。

でもおっしゃるように多くの園芸種、
改良された薔薇たちには、手をかけないと咲きにくい。

それは、天候と、菌による病気、そして害虫の存在です。
過酷な夏が関東南部でも薔薇にとっても、とてもしんどい…

>贈答しても特別感が強く記念やお祝いで
>登場する花の代名詞的な存在。

確かにその通りですね。
一輪一輪が優雅な大輪の薔薇、
ハイブリッドティー…

ウチのコたちは、それらとは一線を画す、
「みんなで勝負」で群生する、小輪、中輪のクライミングです。

>そんな薔薇に囲まれての生活は優美な空間に
>見えますが、薔薇を育てるまでの過程が大変な労力なんですね。

この時期か薔薇たちの華やかな晴れ舞台。
でものんびりとその姿に見入る間もなく、
花ガラ摘み…たいへんです。

道行く方々に喜んでもらえますが、私たち自身は、
その「喜んでいただけることに喜びを感じている」
…というかんじ…かな。
Posted by eco2houseeco2house at 2019年05月26日 19:45
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