2018年02月27日
薪ストーブの中でピッツァを焼く道具・南部鉄器の丸形鉄板 ~実験キャンプ in 森のまきば Part2. ~

これ、スキレットで代用できると思ったんですが、
ためしてみたら、とんでもない!!
取っ手が炎に炙られてしまいます。
とんでもなく熱くなって、皮手袋二枚重ねくらいじゃ、
熱くて、駄目です。
やけどしました…。
でも、そのおかげで、
「取っ手が簡単に着脱できる
スキレット(…みたいなモノ)」が
必要だということが分かりました!!
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そもそも、キャンプじゃなくて、
家の中で薪ストーブを使っている方々が、
その薪ストーブでピッツァを
焼いていらっしゃるというお話を聞いていました。
そこで調べてみて、たどり着いた
「ピアット」(ピザ焼鉄板)…のひとつが、
これです。

デザイナーの広瀬さんが、
自分で薪スト・クッキングに使うためにつくったとか。
使ってみると、さすがの使い心地。
ステーキを焼いて、
そのままテーブルに出すことも可能です。
むろん、トリベット(鍋敷き)が必要ですが…
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では、シーズニングの様子を簡単にご紹介します。


野菜クズを炒めるのが定番の手順だけど、
妻が出してくれたのは、「食べられるキャベツ」。
もったいないので、
テラスに山ほどある「食べられる葉っぱ」を
使ってみることにしました。
明日葉に、硬くなっちゃったイタリアンパセリ、
そしてローリエ(月桂樹)…。
この、乾燥していない生のローリエ、
加熱すると、なんとも言えない良い香りが!!
キャンプの幕内で、アロマテラピーができます!

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さて、シーズニングを終えた翌日、
森まきに持ち込みました。

とりあえず、ピッツァを載せずに、練習を…

写っていませんが、ゴトクの上に置いています。

スムーズに、柄の取り外しもできました。

ではいよいよ薪に着火。
「文化焚き付け」をひとかけら、使いました。
なお、今日の薪も、建築用完全乾燥
西川材(埼玉県産)の、檜です。
ここで、「ファイアーブラスター」が、大活躍!!



このファイアーブラスターの威力は抜群。
MADE IN GERMANY の逸品だと思います。
焚火、特に「スウェディシュトーチ」を楽しむには、
かかせません!!
********************
実は今回、「太くない材木」での
簡単手づくりスウェディシュトーチ
(木こりの蝋燭)第2段を試してきました。

近いうちに記事をupします!!
過去記事はこちらです。
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さて、空気取り入れ鋼からもしばしエアを吹き込みます。

2018年2月24日(土)は、
かなりの風が吹く予報でしたが、
それほどの風速ではありませんでした。


煙突からほのかに煙が出始めました。

着火3分後の様子。
着火完了です。

このまま、熾火になるのを待ちました。
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今回のピッツァのトッピングは、
手づくりベーコンと、マッシュルーム、
そしてテラスのハーブガーデンから採ってきた
イタリアンパセリです。
本当は、バジリコ(=バジル)が欲しいけど、
インド原産のバジリコは、日本では1年草。
ウチでは毎年育てていますが、
今シーズンは、11月で、絶えました。
********************
一番、大量につくっていた頃、数年前の
テラスのプランター群です。


今は、プランター2つほどに、
農園を「縮小」していますけど。
バジリコを大量生産していたこの頃は、
妻に、ジェノバソースにしてもらって、冷凍し、
かなり長い間、楽しみました。
むろん、フレッシュでも!!
********************
ではトッピングの用意をします。
まず、手づくりベーコン。
何回かベーコン料理を作ってもらったあとの
残りを使います。

ウチでまとめて作って冷凍しておいたドゥ(生地)を持ってきて、
薪ストのそばで解凍し、
ピアットの上で伸ばして、トッピングを on 。

チーズをたっぷり載せたら
薪ストに in !!


前扉を開けて、覗いてみたところです。
本体内温度が下がるので、
あまりやらないほうがいいと思いますが…

ここで大活躍したのが、
新保製作所・丸型ふた窓。

直径181mm×厚さ5mm
ネクストリーマ というドイツ製耐熱ガラス。
炎をもっとよく見たくて買ったけど、
これを使うと、煙突側の温度が高い一等地に、
当たり前だけど、ケトルが置けなくなります。

買って失敗したかなぁ…と思っていたのですが、
これがないと、ピッツァの
焼け具合の確認がやりにくい!!

丸窓の存在意義が極めて大きくなったのです。
このときの薪スト本体内温度は、約200℃。

約10分して、焼き色がついてきたので、
取り出して、食べてみました!!


さぁ、食レポです!!
焼成温度が約200℃と、かなり低め。
ピッツァの仕込みに時間がかかりすぎて、
熾火の量が少なく、
焼き上げるのに時間が、
かかりました。
そのせいで、水分が抜け、
ぱりぱりサクサクのピッツァになったのですが、
しかし、やや水分が抜けすぎ、
小麦の香りも、
しなくなっていたように思います。
でも、自分で言うのもなんですが、「おいしいピッツァ」
…と申し上げてよろしいと思いました。
************************
…このようにして、「薪ストによる幕内調理」に、
ピッツァというメニューが加わりました。
ところで、このキャンプで焼いたピッツァは、
全部で3枚です。
一枚目が、今回、ご紹介したベーコンマッシュルームパセリ。
二枚目は、定番のアヒージョをやめにして
(そんなに食べられないので…)
アヒージョ用の海老をたっぷり使った、海鮮ピッツァ。
そして最後が、薪スト焙煎珈琲のお供、
林檎シナモンシュガーピッツァ。
この三枚とも、薪スト投入時の温度と
投入している時間を変えてみたのです。
次回は、その「食レポ」も含めてご報告を!!
********************
では今夜はこの辺で。
ご訪問ありがとうございました。
2018/02/12
この記事へのコメント
こんにちは。
なるほど、ピアットと丸窓という絶妙なコンビによる作品だったんですね ^^
200℃だと焚き火上焼きと同じぐらい、薪ストにしては低いかなと思ったのですが、次回レポにて満を持しての高温版登場デスネ ^^
高温だと2分程度でバッチリ焼けるはず、さらに続編、期待してオリマス ^^
なるほど、ピアットと丸窓という絶妙なコンビによる作品だったんですね ^^
200℃だと焚き火上焼きと同じぐらい、薪ストにしては低いかなと思ったのですが、次回レポにて満を持しての高温版登場デスネ ^^
高温だと2分程度でバッチリ焼けるはず、さらに続編、期待してオリマス ^^
Posted by GRANADA
at 2018年02月27日 23:20

いやはや、薪ストINでも、
悶絶もののでしたが、ピザが
入るとヨダレものですね(笑)
南部鉄器は、これまた秀逸ですね~✴
悶絶もののでしたが、ピザが
入るとヨダレものですね(笑)
南部鉄器は、これまた秀逸ですね~✴
Posted by ふーパパ at 2018年02月28日 00:16
◆ GRANADAさん こんにちは!
ピアットというものがあることは、
調べてみて初めて知りました。
丸窓を手に入れていたので、
あとはスムーズにつながりました。
「作品」というほどの出来ではないんですが…
ピッツァを温度は、なかなか難しいです…
ピアットというものがあることは、
調べてみて初めて知りました。
丸窓を手に入れていたので、
あとはスムーズにつながりました。
「作品」というほどの出来ではないんですが…
ピッツァを温度は、なかなか難しいです…
Posted by eco2house
at 2018年02月28日 07:08

こんにちわ〜^ ^
薪ストがあるとあんな事やこんな事まで・・・
裏山です♪
しかし自家製のベーコンからハーブまで使ったピザがとても美味しそうですね〜♪
自分もいつかは薪スト使って・・・
薪ストがあるとあんな事やこんな事まで・・・
裏山です♪
しかし自家製のベーコンからハーブまで使ったピザがとても美味しそうですね〜♪
自分もいつかは薪スト使って・・・
Posted by 夢's
at 2018年02月28日 09:29

◆ふーパパさん コメントありがとうございます!
この南部鉄器の鉄板、ピアットは、とても良い出来で、
つくり手がその品物(工芸品…と呼んでいます)に、
誇りを持っていることがわかります。
アマゾンや楽天でも売っていますョ。
この南部鉄器の鉄板、ピアットは、とても良い出来で、
つくり手がその品物(工芸品…と呼んでいます)に、
誇りを持っていることがわかります。
アマゾンや楽天でも売っていますョ。
Posted by eco2house
at 2018年02月28日 18:15

◆夢'sさん こんにちは!
薪ストは、薪ストを使うこと自体が「楽しい」と思えないと、
負担が大きいです。
まず本体と薪の積載スペース。
薪のコスト。
さらには設営と撤収(煙突掃除込み)の時間と手間(体力?)。
(これが一番たいへーん!!)
でもハマッちゃってるんです。
妻にはあきれられていますが…
薪ストは、薪ストを使うこと自体が「楽しい」と思えないと、
負担が大きいです。
まず本体と薪の積載スペース。
薪のコスト。
さらには設営と撤収(煙突掃除込み)の時間と手間(体力?)。
(これが一番たいへーん!!)
でもハマッちゃってるんです。
妻にはあきれられていますが…
Posted by eco2house
at 2018年02月28日 18:20

こんばんは(^^)
なるほど、普通のスキレットでは
熱くて取り出せなくなりますよね(^_^;)
お庭の菜園、すごい規模だったの
ですね!プランターの数に驚き
ました。
自家製の材料を使って作るピッツァ。
最高に美味しそうです(*^^*)
薪スト、憧れますね~♪
なるほど、普通のスキレットでは
熱くて取り出せなくなりますよね(^_^;)
お庭の菜園、すごい規模だったの
ですね!プランターの数に驚き
ました。
自家製の材料を使って作るピッツァ。
最高に美味しそうです(*^^*)
薪スト、憧れますね~♪
Posted by 羅偉
at 2018年02月28日 22:54

◆ 羅偉さん こんばんは!
柄が取り外せる丸形鉄板、
つくり手がご自身で使用する前提だからこそ、
使いやすいものができたんだと思います。
バリリコ(バジル)の写真は、生産量が最大の時です!
ジェノバソースにハマッてた頃なので…
いまは、プランター2つ分だけですョ。
柄が取り外せる丸形鉄板、
つくり手がご自身で使用する前提だからこそ、
使いやすいものができたんだと思います。
バリリコ(バジル)の写真は、生産量が最大の時です!
ジェノバソースにハマッてた頃なので…
いまは、プランター2つ分だけですョ。
Posted by eco2house
at 2018年03月01日 07:22

こんにちは(・ω・)
あのピザ用の鉄板、写真から取っ手が着脱可能なのはわかったんですが
火の中でどうやるんだろうと興味津々でした
引っ掛ける感じで簡単に取れるみたいで慣れとかコツとかはあまりなく使いやすそうですね
さらに室内温度を下げることなく焼き色を確認できるガラス蓋も大活躍!
期待の食レポは……ぱさぱさとか香りがしないとかネガティブな文言が並びつつも「おいしいピッツァ」!
もう写真から美味しそうですもん(*´ω` *)
次回は焼成温度を調整してさらにおいしいピザ作りができそうですねヽ(=´ω`=)ノ
あのピザ用の鉄板、写真から取っ手が着脱可能なのはわかったんですが
火の中でどうやるんだろうと興味津々でした
引っ掛ける感じで簡単に取れるみたいで慣れとかコツとかはあまりなく使いやすそうですね
さらに室内温度を下げることなく焼き色を確認できるガラス蓋も大活躍!
期待の食レポは……ぱさぱさとか香りがしないとかネガティブな文言が並びつつも「おいしいピッツァ」!
もう写真から美味しそうですもん(*´ω` *)
次回は焼成温度を調整してさらにおいしいピザ作りができそうですねヽ(=´ω`=)ノ
Posted by いたち
at 2018年03月01日 16:11

◆いたちさん こんにちは!!
そう!! 柄はある意味しっかりついてるけど
カンタンに外れるんです。
火の中での着脱がこんなにうまくいくものだとは
実は購入前にはわからず、不安でした。
耐熱ガラスの丸蓋は、妻に
「意味ないと思うよー」と言われていたけど、
活躍の場が見つかってうれしいです!
食感は、パサパサというより、ぱりぱりでサクサク。
好みの問題なんですが、
もうちょっと持っちり感が残るとよかった。
実は次に焼いたシーフードピッツァは逆に
もちもち感がすごかったんです…
奥が深い世界です!
そう!! 柄はある意味しっかりついてるけど
カンタンに外れるんです。
火の中での着脱がこんなにうまくいくものだとは
実は購入前にはわからず、不安でした。
耐熱ガラスの丸蓋は、妻に
「意味ないと思うよー」と言われていたけど、
活躍の場が見つかってうれしいです!
食感は、パサパサというより、ぱりぱりでサクサク。
好みの問題なんですが、
もうちょっと持っちり感が残るとよかった。
実は次に焼いたシーフードピッツァは逆に
もちもち感がすごかったんです…
奥が深い世界です!
Posted by eco2house
at 2018年03月01日 20:18
